東急ジオックスの池田です。
今回は「初めて一人で責任を持って仕事を完成させた話」をしたいと思います。
皆さん、「BCP」ってご存じですか?
BCPとは事業継続計画(Business Continuity Plan)の頭文字を取った言葉です。
企業が災害などの危機的状況下に置かれた場合でも重要な業務を継続するための手段を決めておく計画の事です。
入社して間もなく当社BCPを見直すことになり、私が担当として役員に対して導入に向けた説明を行うことになりました。
最初の説明ではBCPに対しての理解が乏しく、与えられた資料をそのまま読むような状態でした。
その結果、何故必要なのか、どうして数ある安否確認システムの中からこの一つを選んだのか、説明の仕方等、多くの課題を残すこととなりました。
中でも最大の課題は私自身のBCPへの理解不足でした。
BCPとは何か、何をすることなのか等そのような基本を理解することが必要でした。
ネット等から情報を収集し、その内容を基に資料を新たに作成し、説明のための原稿を考え、部長や常務に内容を確認していただき説明資料を完成させました。
役員への説明を行えば、その内容に対して質疑応答、ダメ出しがありました。
質問に対しては自分の中にある考えを伝え、ダメ出しに対しては次回の資料に反映します。
新入社員ならではと感じたことの一つは、説明内容を事前に社長に相談した際、「一見して見るからわかりにくい。全体からフォーカスを絞ってほしい。」等の直接説明の指導をしていただいたことです。
新入社員という立場で社長と何度も直接話す機会があったのは中小企業だから出来ることであり、社長の意見を直接聞き、資料へ反映することが出来ました。
「直接社長に説明するということ」は、何度経験しても慣れることが出来ずずっと緊張していました。
複数回に及ぶ説明は昨年10月7日に発災した千葉県北西部震源の地震に対し、会社の規定に該当するにも関わらず、動くことがなかったことをきっかけに大きく進捗し導入する運びとなりました。
導入されたBCPは今年に入り、BCM(事業継続マネジメント)へと移行し、会社全体に正しく周知し、行動できるようにマネジメントする段階に入っています。
意味があるものだと証明できるように手放すことなく定期的に見直し、検証していきたいです。
お読みいただきありがとうございました。